主に小型部品（ＡＢＳボディなど）の洗浄バリ取り効率が大幅にアップする、画期的なノズルを開発いたしました。従来よりも更にサイクルタイムの短縮が可能になり、細い穴の底付近に空いている公差穴の狙い撃ちがしやすくなりました。
スピードフレックスノズルとは、当社の特許技術である「ノズルの噴射を２つの方向に切り替えることのできるノズル」です。ノズル自体に切替機構を装備することが可能であり、軽量・安価・信頼性の高いシステムです。また、切り替えは穴から穴への移動中にも行えるため、切り替え時間を極限まで削減することが可能です。
これまでのスピードフレックスノズルは、先端直径を小さくすることが困難でした。例えば初期型は直径24mmで、コストを無視した試作品においても直径14mmが限界でした。
このたび開発したノズルは、先端直径５ｍｍの細さで、先端でストレート方向と９０度横向きの切り替えが可能になりました。（用途に応じ先端径4mmのノズルも作成可能です。）しかも９０度横向き穴は、先端端面から１．２mmとなっており、穴の底面ギリギリまで噴射させることが出来ます。（従来ノズルでは端面から２ｍｍまでが限界でした。）
噴射動画
